芦屋道満の墓から徒歩15分。林の中に巨岩あり。


昔、遙照山に住んでいた鬼たちは夜な夜な大岩を投げて力比べをしていた。
ある夜、池をめがけて放り投げたが届かず、道の上に落ちてしまった。
それを心優しい鬼が元へ戻そうと投げてはみたが、大きな岩だったため元には戻らず。
今度こそ!と全身の力を込め思いっきり投げたところ、ガツン!と大きな音を立て、岩は山にめり込んだ。
鬼が自分の手を見ると皮が破れて血が流れ、岩には鬼の手形がついていた。
「ちょっと力を入れすぎたようだ」と、鬼は笑いながら遙照山へ帰っていった。
これが『鬼の手形岩』の伝説です。
なるほど、岩の左下には大きな手形がありますよ!
それに、しっかりと山に突き刺さってますっ!
ここへは鬼の手形岩を見に来たんですが、その左隣にとても気になる木がありまして…
これです!これこれ!岩を割って生えてる木です!

ねっ、ねっ、スゴイでしょ!!
大宮神社から約1.5kmの道のりを2時間ぐらい歩きました。
爽やかで気持ちのいい、歩きやすいトレッキングコースです。
鬼の手形岩から遙照山まで遊歩道もありますが、私達はバスで向かいます。
さぁ、お次は遙照山の『ラドン霊泉』です。

ここにも鬼の伝説があるのです。

鬼の怪我を治した伝説の温泉は側の『遙照山温泉』で入湯できますよ。

入浴料は、大人400円・小人(12歳未満)200円
休憩なら700円で 9:00〜16:00までのんびりできて、
しかも持ち込みOK!なのが嬉しいところでしょ。
お持ち帰り用にコイン式の販売機もありました。
 
4L 100円、20L 500円。
お子さんのアトピーにもいいと人気だそうです。
次は『両面薬師堂』です。

今回のコースでは、ここへの道がやや急勾配ですが、
「キツイわ〜」「しんどいわ〜」などとお喋りしながら歩けました。
こちらが両面薬師さま。

南面は薬師如来、北面は釈迦如来という二仏一体像であるため『両面薬師』と呼ばれ、広く信仰を集めています。
そばにはこんなお方もおられます。ちょっと可愛い。

お昼は『遙照山ホテル』で、モニターツアー限定・オリジナル創作ランチ。
浅口の山海の幸がテーブルいっぱいですっ!


おなかがいっぱいになったところで、バスに乗って、岡山天文博物館に移動です。
すごく景色のよいお部屋だったので、もう少しゆっくりしたかったな・・・
市外から参加された方は、遥照山から見下ろす瀬戸内海の景色に感動されたようです。
つづく
浅口よいとこ応援隊 樋口恵美子