浅口市には、国内最大級の天体望遠鏡を備える国立天文台があります。
昭和35年、東京大学東京天文台の付属施設として誕生して以来、昨年で50年を迎えました。


50周年を記念して、岡山天文博物館 50周年記念事業
企画展「写真で振り返る天文台・博物館の50年」を隣接の岡山天文博物館(市営)で、開催中です。

岡山天文博物館ホームページはこちらから  
企画展に合わせ、特別講演会も開かれています。

第1回目は7月31日
前原英夫さん(国立天文台岡山天体物理観測所 元所長)の講演でした。

「岡山天体物理観測所の半世紀」と題した講演では、50年間の天文台の歴史がよくわかり、天文台・天体観測に対する情熱を感じるお話でした。
また、具体的に望遠鏡をどのように使って、どのように解析するのかなどのお話もあり、1時間があっという間に過ぎました。
これからの予定は、次の通りです。
第2回 8月20日(土)16:00〜(約1時間)
 「岡山観測所 開設前夜」 
香西洋樹さん(元国立天文台助教授,佐治天文台台長)
遙照山など全国3ヶ所で行われた試験観測のことを中心に,建設時や開所当時について紹介
第3回 9月11日(日)16:00〜(約1時間)
 「鴨方から眺める宇宙」 
泉浦秀行さん(国立天文台岡山天体物理観測所 所長)
観測所で行われている最近の研究やその成果,これからの将来計画について
前原元所長は、長野から移り住んだ、ということで、今も鴨方町に住んでおられます。また、岡山天文博物館の粟野館長は、天文の仕事をしたいということで学生時代から通っていた鴨方に来られたそうです。天文台のある鴨方町は天文を研究する人にとって、それほど魅力的な場所のようです。
ちなみに、第2回目の講演の日は、寄島町で「あさくち花火大会があります。
天文台から車で、30分くらいで寄島に着きますので、ぜひ両方楽しんでみてください。